松本正雄「鉄線鶴首」ガラス花瓶

2025.8.22

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まず、この花瓶の美しいフォルムにご注目ください。しなやかに伸びた首元――その形から“鶴首”と呼ばれるこの意匠は、日本の伝統的な花入れの中でも特に気品ある佇まいです。どっしりと丸みを帯びた胴から、きゅっと繊細に伸び上がる首へと続くバランスは、どこか静謐で端正な趣があります。

そして、ガラス地に美しく表現された鉄線(クレマチス)の花と蔓。この凛とした青紫色の花は、一点一点手間をかけて彫り・色ガラスで重ね描きされたもの。緑の葉や茎は立体的に浮き上がるように施され、植物の瑞々しさや静かな生命力までもが伝わってきます。ガラスならではの透明感と、淡く霞がかったような色合い――まるで初夏の朝露に濡れた鉄線そのものを観ているかのようです。

松本正雄氏は、自然の息吹をそのままガラスに映し取る現代工芸作家として名高く、この作品にも作家ならではの研ぎ澄まされた美意識と技法が集約されています。

空間に一輪、季節の花を活ければ、まるで日本庭園のような世界が広がります。飾っておくだけで、室内がしっとりとした上質な雰囲気に包まれることでしょう。

骨董好きの私から見ても、「鉄線鶴首」ガラス花瓶は、伝統と現代美の融合を極めた逸品。作品のもつ静けさと凛々しさに、ぜひじっくりと触れてみてください。気になる点やご質問があれば、どうぞ遠慮なくお声がけくださいませ!

江戸後期 古伊万里冨貴長春赤絵大鉢ペア

2026.1.18

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江戸後期 古伊万里龍鳳凰文小皿11客

2026.1.17

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江戸後期 古伊万里赤絵小皿 十客

2026.1.17

このセットの醍醐味は、何と言っても十客揃いの統一感にあります。江戸後期の古伊万里は、色合いや文様が個々に微妙に異なるのが魅力ですが、ここでは全体として調和が取れ、まるで一つの絵巻物のように美しく並びます。赤絵の鮮やかな発 […]
江戸後期 古伊万里赤絵向付け七客

2026.1.17

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ミューラー兄弟(Muller Freres Luneville)のランプ

2025.11.27

今回は「Muller Frères Luneville(ミューラー兄弟・リュネヴィル)」のアール・デコランプの魅力を、たっぷりとご紹介いたします。 まず目に飛び込んでくるのは、ミューラー兄弟ならではのガラスシェードの美し […]
「ひるまえとんぼテレビ」出演

2025.11.24

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李朝後期鉄絵草花文大壷

2025.10.5

この大壷は、朝鮮王朝(李朝)後期に焼かれたもので、質朴で力強い美を持つ李朝陶磁の真髄を体現した逸品です。堂々たる胴張りのフォルム――素朴ながら、どこか静謐な存在感を感じます。手に取ると、重量感とともに歴史の厚みさえ伝わっ […]
大正期眠り猫置物

2025.10.4

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大正期招き三毛猫置物

2025.10.4

この三毛の招き猫、なんとも愛嬌がありますね。素朴ながらもどこか穏やかな表情、そして右手をゆったりと上げたその姿 ― 古き良き日本の商家や料亭の店先を思い起こさせます。大正期らしい彩色と柔らかな造形に、時代の温かみがしっか […]

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