このセットの醍醐味は、何と言っても十客揃いの統一感にあります。江戸後期の古伊万里は、色合いや文様が個々に微妙に異なるのが魅力ですが、ここでは全体として調和が取れ、まるで一つの絵巻物のように美しく並びます。赤絵の鮮やかな発色が、青や金彩と絡み合い、遠目には一幅の花鳥画のよう。
小皿のサイズ感も絶妙です。刺身、漬物、果物、デザート――日常のちょっとした一品を美しく引き立てるのに最適。口縁の優美な波打つラインや、底の安定した重みは、実際に使うことを前提とした実用品ならではの配慮を感じさせます。
文様のバリエーションがまた楽しい!中央の丸紋には花鳥や風景が描かれ、周囲を唐草や幾何学文が囲む構成。どれも大胆な構図で、単調さとは無縁です。光にかざすと、釉薬の透明感がより際立ち、奥行きのある美しさを楽しめます。
この小皿セットは、日常使いからおもてなしまで幅広く対応。十客揃いで家族や少人数の集まりにぴったりです。現代のミニマムな食卓でも、存在感がありながら主張しすぎず、和の彩りをさりげなく添えてくれます。
骨董好きの視点からすると、この古伊万里赤絵小皿十客は「揃いの価値」と「個々の個性」の両立が素晴らしい一組。並べて眺めるだけで、江戸の職人たちの遊び心と技量に心奪われます。ぜひ実物でその統一美と細部の違いを、ご自身の目でお確かめください!
